こんにちは!総務・広報委員会です!
松阪YEGの2018年度は終わりますが、
このインタビュー記事は残り2回!
卒業例会の準備などで更新が遅れてしまった分、延長戦です!
さて、今回の「委員長、出番ですよ!」。
今回は、2月18日(月)に2月例会を担当した経営・研修委員会の青木委員長に登場して頂きます!
※2月例会テーマ「ソーシャルビジネス ~地域の課題に取り組もう~」
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経営・研修委員会
青木 秀人 委員長
委員会テーマ:Failure teaches success 〜だから、やってみよう〜
生年月日:1978年9月14日
出身:三重県松阪市飯南町(旧飯南郡飯南町)
職歴:某証券会社 → まごころあふれる整骨院
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一年間、委員長が貫いた「目的」、そして試行錯誤しながら見つけた「やり方」とは…。
委員会活動を振り返りながら語っていただきました。
貫いた「目的」、模索した「やり方」
- 私は治療でもお世話になっているので、青木委員長の話を聞く機会は多かったんですけど、前半は悩んでいることが多かったですよね。後半になって、吹っ切れたというか…、ポジティブな話が増えましたよね。
(青木委員長)
自分の目的は一年通して変わってないんですよ。
「子供を助けたい」、この点は何も変わってないし、悩んでもない。
ただ、目的を実現するためのやり方やメンバーへの伝え方は色々悩みましたね。
- 「子供を助けたい」というのは、8月のインタビューでもおっしゃってましたよね。具体的には、「ネグレクトの子供たちを助けたい」ですよね。
(青木委員長)
そうです。ネグレクトの子供たちに、どうやったらご飯を食べさせてあげられるか、を考えていました。
最初は、「子供達が街のお店を手伝いをすると、おにぎりがもらえる」、っていうシステムを街に定着させようと思ったんです。
「110番の家」みたいに、街のお店から協賛を募って「おにぎりの家」を作ろう、って。
でも、察しのいい人なら気付くと思うんですけど、これ協賛する側のメリットが薄いんですよ。
ほぼボランティアなんです。
- ボランティアだと、経営・研修委員会のテーマとしても、ちょっと取り扱いづらいですよね。
(青木委員長)
子ども食堂や学習支援などにも見学に行ったんですけど、ちょっと違うんですよね。
補助金などもあって、運営自体はできているんですけど、働いている人がボランティアなんです。
ボランティアってことは専業じゃない。
専業じゃないってことは、子ども食堂で働きながら、生活のために別の仕事もしなきゃいけない。
これだと働き手を安定して確保するのが難しくなりますよね。
「子供を助ける」ためには、継続できないと意味がないんです。
- そこで目をつけたのが、ソーシャルビジネスだった、と。
(青木委員長)
最初から「おにぎりの家」って案が頭にあって、それにこだわり過ぎていたんです。
でも、これだとボランティアだから継続するのが難しい。
そこで行き詰まって、前半戦は悩みましたね。
違うやり方も考えてみよう、ってなってソーシャルビジネスにたどり着きました。
(宇野会長)
松阪YEGでは前例がなかったソーシャルビジネスに着目したのは良かったよね。
ソーシャルビジネスとして取り組んでいけば、今年度で終わらず形を変えてでも続けていける可能性がある。
メンバーとの相互理解
- 最初の頃の青木委員長は、一年で結果を出すことにこだわっているように見えました。ソーシャルビジネスは継続を前提に置いた考え方ですよね。やり方を変えようと思ったきっかけは何だったんですか?
(青木委員長)
さっき言った通り、最初はやり方にこだわり過ぎていました。
だから委員会メンバーからしたら「この人何やりたいの?」って思っていたんじゃないですかね?(笑)
メンバーには迷惑かけたと思います。
そんな中、長嶋副会長や中村副会長が委員会に顔を出してくれるようになって、アドバイスもしてくれて、少しずつやり方を再検討していきました。
- 室長ともかなり話をされたと聞いています。
(青木委員長)
北川室長にも最初はよくわからない話をずっと続けている状態だったと思います。
僕は「なんでわかってくれないの?」ってなるし、北川室長も「こいつ何言ってんの?」ってなる。
正直、最初の頃の関係性は良くなかったですよね。
そんな状態を見兼ねてか、宇野会長と話をしてる時に、もっと丁寧に北川室長に自分の考えを伝えてみろ、って言われて、一度じっくり二人で話をしたんです。
ここでお互いの意見がちゃんと共有できるようになりました。
(宇野会長)
賛同であっても、反対であっても、メンバーから意見を出してもらえることが大切。
理解してもらえてない状態はマズイよね。
理解してもらうためには、丁寧に伝え方を工夫していくしかないんだよね。
(青木委員長)
やり方を変えようと思えたきっかけも北川室長のおかげなんですよ。
ソーシャルビジネスに取り組んだらどうか、って意見が出はじめた時に、北川室長が「今年は、委員長がやりたいことを実現するための準備の年にしよう」って言ってくれたんです。
今年一年かけて、松阪YEGメンバーにソーシャルビジネスを理解してもらう。
今後、僕がソーシャルビジネスとして、継続できる企画を考えた時に、協力してくれる理解者を増やすために今年を使おう、って。
- 委員長の目的を理解して、親身になってくれたからこその意見ですよね。
(青木委員長)
後半は委員会メンバー全員が、肯定も否定も含めて、僕の考えを真正面から受け止めてくれるようになりました。
また、他の委員会メンバーでも、自身の事業所において、第二の柱となる事業を立ち上げる際に、ソーシャルビジネスを絡めて考えている人もいます。
(宇野会長)
他単会では、「ジュニアエコノミーカレッジ」というプロジェクトから始まって、事業として成立させた例もあるからね。
自走できる事業モデルを考える際に、有効な考え方であることは間違いないよね。
次年度委員長へ
- 最後に、次年度委員長へアドバイスをお願いします。
(青木委員長)
役員会で色々言われると思うけど、目的(自分がやりたいこと)を貫くことは大事。
でも、目的を成し遂げる方法はたくさんあります。
「あり方はそのままで、やり方を変える」
周りから見たら紆余曲折した委員会に見えたかもしれないけど、僕自身の「想い(目的)」は紆余曲折したつもりはありません。
「やり方」の紆余曲折は、目的を貫くためには当然のこと。
目的のために、存分にやり方を紆余曲折して悩んでください!
- ありがとうございました!