郷土愛育成委員会です。
7月18日(水)に郷土愛育成委員会が中心となり青年部7月例会を開催いたしました。
本例会では「目指せ、グローカル!~いま取り戻すべき、郷土愛~」をテーマに東條英利事務所代表の東條英利氏をお招きし、公開例会という形でご講演いただきました。
今回テーマの「グローカル」とは国際的(グローバル)な視点を持ちつつ、地域(ローカル)に根差した考えを持つことを表す造語です。
東條講師には急速に進むグローバル化社会に対応し、私たちの郷土・松阪が発展していくために大切なことは何かを教えていただきました。
特に現在欧州各国で起きている文明的危機の事例を映像やパワーポイントを用いてわかりやすく説明していただきました。
ヨーロッパ各国では経済的な理由から広まった移民の受け入れにより多様化が進み、固有文化の喪失や、イスラム化による治安の悪化といった深刻な問題が現実に起こっており、数十年先にはヨーロッパの半数以上がキリスト教からイスラム教の文化圏になってしまうと言われています。
このことは日本においても同じようなことが言え、こうした文化的危機から目を背けずに私たちが日本人として、地域人として、一人一人が誇りや自覚、郷土への愛情や理解を持つことが大切であると学びました。
今例会で地域のために、社会のために、私たち一人一人に何ができるかを真剣に考えるきっかけになったはずです。
そして今例会で学んだことを、「今だけ」と思うのではなく、まさに「グローカル」な視野を広げ、それぞれのぶれない軸(アイデンティティ)をしっかりと持つことを「これから」の社会で役立てて頂けたら幸いです。
ご多忙の中、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。